作陶ざんまい。犬の陶板モビールと鹿鉢

 今日は10時から18時まで作陶三昧。休暇の充実度が更に高まる。クリスマスの頑張りに妻が配慮してくれたと思われる。

 

赤土2号をタタラにし、それを犬のシルエット型に切って、爪楊枝で穴を開けて。たったそれだけのことに2時間もかかった。輪郭を綺麗に出すのがこんなに厄介だとは思わなかった。3mm厚のタタラなのだが、これでも分厚くて反対側からも同じ輪郭にするのが困難。さらに薄くすれば切るのは楽になるが反るし素焼きの段階で割れる可能性が高くなる。f:id:mangokyoto:20171226180955j:plain

 これらに太い針金と糸を使ってモビールに仕立て上げようかと思う。骨付き肉に飛びついているもの、骨に向かって跳躍しているものを対にしてクルクルと回るようにしよう。

 

何せ戌年だからそれらしいものを作ろう。

一匹、一匹の裏に家族や親族の名前を書いてみても子供達は面白がるかもしれない。

異なる釉薬を掛けて釉サンプルにもできる。

白マット、チタンマット、月白、伊羅保、飴、柿、土灰、黒マットなどの彩度の低い釉薬を使っていきたい。

 

いっそのこと素焼きせずに釉薬を生がけしてみても良い。

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午後にはまた鹿鉢を作り始めた。工事中。

 

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折角だからそのまま写実を目指すよりも創作的な鹿にしたい。というわけでまた首をデフォルメして長くする。

 

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今回は胴に対する頭の大きさのバランスは大分、改善された。さらに小さくもしてみたが、なんだか存在感が薄まってつまらなくなったので、今の大きさまで調整した。

まだ土は柔らかいはずなのに4脚で重い腹と首を支えられているので重心バランスは悪くないのだろう。 

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尻もプリッと。頭の角の位置にも穴を開けている。

 

単にまた角の代わりに多肉を頭から生やさせるのでも良いが、今度は神鹿のイメージにより近づけてみようかと思う。

 

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で、神鹿らしく花托を載せてみた。広葉樹のように枝を茂らせる多肉植物をズドンと中央に植えてみたい。

 

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眼を大きくした方が愛嬌は出るのだろうが、引き締めたかったので小さめに留めた。

更に神鹿のイメージに近づけるために鞍や馬具装飾を胸につけてみようか。もう少し土が乾いて硬くなったら脚を細く削り、細部を仕上げていきたい。

 

鹿の造形だけに3時間もかかってしまった。時間がいくらあっても足りゃしない。