一年間、露天で風雨に晒して育てた錦晃星。それがまさに咲こうとしているので部屋に取り込んで飾ってみた。
この明るく強い橙色は生命力に溢れていてとても元気の出る色だ。
枝の先に塊のように密集し四方八方に向いて咲く。何か焔が爆発するかのような。
春がまた当たり前のようにやってきてくれたことを知らせてくれる、春の花には格別なありがたさを感じる。
平置きしても楽しめる。
仕事机の端に置いて視界に入ってくる方が楽しめる。
盆栽のように枝を針金で誘導しているわけではないし、生花のように切った枝の形を見ながら都合の良いように挿しているわけではない。だからこちらの望むところに枝が伸び、蕾をつけてくれる訳ではないのが難しいところ。それでも鹿角っぽく伸びたのではなかろうか。頭骨内の少ない土と栄養でよくぞここまで花を咲かせてくれた。
花後は液肥をあげても大丈夫だろうか。肥焼けしてしまわないか心配だが、工夫をしないと翌年はほとんど花をつけないかもしれない。