京都の寺社仏閣から採取した伊呂波紅葉の種から実生で育てた数々。南禅寺、大徳寺、清水寺、琵琶湖疏水。私の好きな紅葉の名所の数々だ。
京都の伊呂波紅葉はやはり長い時代の中で選りすぐられた良株なのだろうか。鮮やかで雅な華やかさがあるような気がする。
最近の雨が溜まったバケツに浮かべてみた。風流、風流。染まり切る前の黄色も混ざる頃合いが良い。
70cmぐらいの大皿に水を張って浮かべたら優雅かもな。焼き締めの、あるいは鉄釉の無彩色の水盆。そこに浮かんだ紅い葉を観ながら日本酒を飲む。バケツじゃもったいない。
穏やかに静かな生活をしたい。多肉植物を育てながらの隠遁、作陶生活。いいなあ。