もっと菌に浸潤された姿へ

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久しぶりに自分の作品を見たら、拙いけど悪くない。菌に浸潤され朽ちて「生」が蟲から菌へと紡がれていく感じがそれなりに表現されているのではないか。これをもっと様々な蟲モチーフで再現していきたい。
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バッタの腹のダンビラ。蟲の脆さ。得体の知れなさ。一途さ。骸となった静けさ。苗床となって菌を涵養する質量。

 

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もう一つ造形。
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鉢を覆う蟲のサイズにしてみた。
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開口部の大きめなダンゴムシ鉢を造形する。
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2時間ほどの作業時間。適度な雑さ、歪み、不正確さ、手跡が残るのがちょうど良いと思っている。
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「精巧な」などと紹介されることもあるけれども、自分としては素朴で粗い造形を指向している。