史跡

アルシサール・ハヴェリ ホテル

そりゃあ、もう、ジャイプールにも一泊3万〜5万円、果ては10万円もする高級宮殿ホテルはいくつかある。ムンバイで泊まっているトライデントホテルの系列ホテルだって3万円近い。 それらに対して、このアルシサール・ハヴェリが1泊8500円って驚異的ではなかろ…

上海からタクシーでいける寛ぎの水郷古鎮「朱家角

上海からタクシーで行ける近さ 巡ってまわりたい快適カフェ多数 夜や早朝は静かで人も少ない憩いの場 日帰りよりも泊まりがオススメ 清潔で趣のある古民家ゲストハウスが幾つかある 水郷の水は臭くない。真夏でも上海市街より涼しい正直なところ、粽も角煮も…

電車好き幼児と遊び尽くす 江ノ電と線路沿いカフェ

江ノ電の眺められる甘味どころ 江ノ電の眺められるカフェ 江ノ電を横切って鳥居をくぐる神社 江ノ電の描かれた御朱印帳 気分転換に海と砂浜と江ノ島と富士山 最後に非売品の江ノ電グッズを頂くそんな鉄道好きの大人も子供も愉しめる1日コース 藤沢、鵠沼、江…

エローラ石窟 カイラス山式遺跡水槽を造るなら参考に

アジャンタの広い石窟だけでも驚いていた。それがエローラになると規模が飛躍的に拡大する。 アジャンタの開窟に携わっていた夥しい石工がアジャンタ放棄の後にはエローラの開窟に回ったという。エローラの印象はわかりやすい規模の拡大。その巨大さで信者、…

アジャンタ石窟グプタ様式仏教芸術の数々

ムンバイから飛行機でアウランガーバードまて1時間。さらに街から車で2時間の距離にアジャンタ石窟はある。川に削り取られた湾曲した岩壁に30近くもの石窟が並ぶ。雨季も修行の日々を送れるように岩を削り出して作ったのだそうだ。 目と鼻の先にある滝壺か…

いつか廃墟水槽を造る為に デカン高原最強のタウラターバード要塞

気温は42度だそうだ。4から5月は全く雨が降らない。 馬鹿だ、自分は。こんな高温乾燥した強烈な日差しの下を歩いて回るには軽い綿でできたダボダボの長袖、長ズボンが正解に決まっている。サハラ砂漠のベドウィンスタイルであり、インドの長クトゥラだ。それ…

ストラスブールの栄華

パリから2時間。手頃な郊外への遠足に最適な歴史都市、ストラスブール。 中世のストラスブールは神聖ローマ帝国の支配下にあり、アルザス地域がフランス領となった後もフランスによる併合を免れていたそうな。そしてルイ14世の治世となり領土拡大時にようや…

機械仕掛けの天文時計

ストラスブールで巨大な天文時計に出逢った。大聖堂の中に18mの高さで聳える。 現在のものは三代目で1842年に完成したものだそうだが、閏年や分点だけでなく復活祭の日(「3月21日当日あるいはそれ以降の最初の暦上の満月を過ぎたあとの最初の日曜日)を計算…

高尾山よりも御岳山

・新宿から電車で1時間10分、バスで10分の近郊 ・講で賑わった巡礼の地 ・茅葺の家屋が散在 ・犬連れに優しいコース ・狼を祀る武蔵御嶽神社 ・お務めや座禅に参加できる宿坊 ・運良ければ雲海が見える ・整備された登山道 ・滝行も可能 ・滝や神代の杉など…

桃園川 暗渠緑道

かつてはホタルの住む清流 田圃に給水する為の用水路 水源は荻窪の天沼弁天池 やがては神田川に合流する 関東大震災以降移り住む人が急増し 宅地開発のために1本に改修された 狭い川底の為、しばし氾濫 昭和30年代に暗渠化が決定 昭和40年に暗渠となり下水幹…

起雲閣 暖炉

同じく起雲閣の玉渓という洋館。中世英国の「チューダー様式」に「名栗仕上げ」を取り入れたヨーロッパの山荘風の造りだそうだ。 その洋館に素晴らしい暖炉がある。こういうものを見ると、立身出世に興味の無い自分も金持ちになりたいと思う。よほどの金持ち…

磨崖仏 百尺観音

石切場の削り取られた岩壁の奥まった一画に日本最大の磨崖仏がある。百尺観音。 なんだかスケールが大陸的で泰山にでもありそうな雰囲気がある。 磨崖仏に至るアプローチも素晴らしく、左右に切り立った岩壁とそこに茎根を這わして茂る植物の雰囲気が東南ア…

大山千枚田

東京から最も近い棚田だそうだ。東京から車を一時間走らせるだけでこんなにも田舎な風景が広がることに驚く。経済も人口もどれだけ東京に一極集中しているのだか。 長狭街道から脇道に逸れると山間部に棚田はあった。こんなにも狭く不便な斜面を開墾しなけれ…

Hiedelberg

石清水八幡宮

石清水八幡宮は三重の伊勢神宮、京都の賀茂神社とともに日本三社の一社に数えられる神社で、南朝天皇に仕えて忠臣の鏡と称えられた楠木正成公お手植えの大楠などの史跡もあり、武神・弓矢の神・必勝の神として戦中は特に武運長久を祈りに来る参拝者で大いに…

ビンベトカの洞窟狩猟図

ボパールから南へ一時間走らせた田舎に遥か一万年の昔に人類の祖が暮らし、岩壁に狩猟絵図を遺した史蹟がある。 高さ17mの一番大きな岩洞の左手脇には角牛が描かれていた。 確かに迫り出した岩壁の下はロックシェルターと呼ぶに相応しく、雨風を凌ぐのに都合…

美観歴史地区への可能性

フランスやイタリアの歴史的な広場に負けない可能性を秘めているのに、いかんせん汚い。王のいない世になって朽ちるに任せているのか、昔からインドの宮殿はそんなに綺麗に維持されず、その都度新しい場所に新しい宮殿を造っていたのか。 建物の下を潜るよう…

Udayagiri Cave

Udayagiriはサーンチ仏塔群よりさらに30-40分ほど細い田舎道を進んだ先にあるのだが、労の割にはあっさりとしていた。小さな石窟がいくつかあるのだが非常に網目の細かい鉄格子が嵌っていて中を覗くことも写真を撮ることも不自由する。一番の目玉は入り口脇…

サーンチの石仏

サーンチの石でできた寺院の誰も行かない、細い隙間を体を横にして入った先には狭すぎて取り外せないままの石仏が残されていた。

Sanchi

サーンチの仏教遺跡群はインド亜大陸を初めて統一した紀元前3世紀のマウルヤ朝三代国王アショーカ王が建立したとされる。言うなればインドにおける始皇帝のような存在だったわけか。仏教を広く庇護し普及に努めたアショーカ王の大規模な仏塔が残るサーンチは…

憧れの住まい

憧れの住環境の一つとして記録しておきたい。 HauzKhasの遺跡公園を眺める絶好の場所に三、四階建ての中層アパートが建ち並ぶ。ここに住んでいる人に強く嫉妬してしまう。 朝の柔らかい日差しを浴びてほんのり赤味が差す遺跡を寝起き一番に拝めるのだからこ…

Hauz Khas

デリーで一番気に入った憩いの場所。睡眠不足の体に鞭打って訪れた甲斐が一瞬で報われた朝靄の中の遺跡公園。 地球の歩き方を始め殆どのガイドブックには何故か載っていない。入場料は要らない。漆喰が剥がれて積み石が露出した壁、僅かに残る装飾の跡。最盛…

老北京胡同

北京五輪の際に多くが建て壊され、僅かに残された胡同の残る街区。古い雰囲気を演出するために白黒にしてみた。 美味しそうな名前。豆腐屋が軒を連ねていたのだろうか。 莫大な観光収入を生むから是非とも大事にしなさい。文化大革命なんて頽廃極まりない。…

大原騒動での直訴と農民の死罪を偲んで

飛騨は93%以上を山林に覆われ、永らく「食足らぬ国」と言われた地方。暗く厳しい歴史もある。 飛騨では1771年から18年にも渡る大原騒動と呼ばれる大規模一揆があり、陣所にその資料が展示されている。代官とその上の階級である郡代は一重に所轄する地の石高…

京都御所

通常は往復葉書で入所予約をしないといけないが、春秋に行われる無料公開の日だということで初めて御所を訪ねた。 右近の桜が丁度よく咲いていた。 ハレのデザインですな。 さすが御所、としか言いようがない。 簡素だが絞り込まれた上等なもんが置いてある…

寺田屋

天気も良いので伏見まで自転車で走る。取り敢えずは伏見で有名であろう酒蔵、寺田屋と御香宮をぶらぶらと覗き歩いてみることにした。 さて、寺田屋、想像以上に安普請。当時は維新志士も人目を憚り活動していたのだから、寺田屋とて庶民的な宿だったかもしれ…

兼六園

眺望は民家だらけ、幽玄もツアーの説明が聞こえる中では浸れない。今と昔では兼六園での感じられ方は大きく違うのだろうな。石灯籠や根上松も良いのだが、目を奪われたのは群生する苔。 ホソバオキナゴケ、シノブゴケ、スギゴケ、ゼニゴケ、確認できるだけで…

将軍塚

たまに夜に来るのもよいかもしれない。 我が家から車で5分ほどの距離だが、道中は暗く、対向車とすれ違うことも稀な、辺鄙なところである。心細くなりながらさらに登ったところに、将軍塚という京都を一望できる高台がある。青蓮院別院もあるらしい。 道中の…

山科疎水 夏

川面を流れる桜の花びらを眺めるなら疎水だろう。平安神宮前も、山科も川沿いには桜並木があり、春は特に素晴らしい。旅先でジョギングをするというのも気分の良いものだ。周遊コースではないが、犬を連れて走り回るのも良いだろう。実際、そうすることが目…

彦根城

まず一度は訪れる価値がある。見所満載、そして京都からも電車で1時間の近さにあり、遠足には申し分ない。姫路城がしばらく改修中なので観るべきは彦根城ではなかろうか。 博物館では能面や能、鎧兜や数振の太刀から豪華絢爛な着物や掛け軸を拝める。そして…