ルーマニアからのお土産の数々


ホロヅ焼きという鳥の描かれたルーマニアの民藝陶器の大皿を頂いた。



陶器の取っ手付きのお猪口も頂いた。濱田庄司1924年に日本に持ち込み民藝運動を象徴したスリップウェアという種類の陶器で表面に泥漿で模様を描いている。私が陶芸をやっていること、各地のお猪口や酒杯を集めていることを知っていたのだろうか。



チョルバというルーマニアで親しまれているスープがある。酷寒のルーマニアの冬を乗り切る上で私の精神的支柱だった。私がチョルバが好きだと知っていて、なんとそのチョルバの原液缶詰を持ってきてくれた。税関の検査員にも馴染みのない液体だったようで根掘り葉掘り訊かれたらしい。


さらにはシンプルで洒落た包装の板チョコレート。東欧の国をスーパーを覗いてもネスレ製品だらけだったりするので、ルーマニア製の国産チョコレートは嬉しい。ペレシュ城が描かれている。こんな小洒落たものは15年前に見なかった気がする。


そして2L近い量のルーマニア国産ブランドビール、URUSUS。ビールブランドのロゴ入りグラスをベルギーチェコのものを15種類ほど持っているのだが、ルーマニアからは唯一URUSUSのビールグラスも持っている。ビールグラスのしかしなかなかビールグラスにビールそのものを合わせる機会なんてものはないので嬉しい。


妻にはGEROVITALというルーマニア産のスキンケアクリームを頂いた。SK-II資生堂ランコムなどを使ってきた嫁さんにとって5年前にルーマニアで買って以来のお気に入りになっている。5年前に、ルーマニア産のスキンケア製品が日本人に知られていることに驚いていたがそれを覚えていてくれたらしい。


さらには息子のためにお風呂で遊ぶ玩具に塗り絵、ルーマニア地図の100ピースパズル


チョルバ好き、陶器好き、ビールグラス収集癖、家族構成や子供の成長段階などこちらの状況を良く理解してくれたお土産の数々に感激した。あれがいいか、このほうが良いのではないかと時間をかけて検討に検討を重ねてくれたことが容易に察せられる。その気持ちがなお嬉しい。


無用な謙虚さは捨てて、自分の好みや趣味を日頃から周囲に明らかにしておくのも都合の良いものだ。私の好みは陶器の酒器集め、民藝品、美麗なビールグラス収集、多肉植物収集。