カブトムシの羽化

昨夏に秩父で子供たちと捕まえたヤマトカブトムシが無事に、唐突に、次々と羽化して地中から這い出してきた。

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メスや小さなオスが出てきて、最後に角の立派なヤツが出てきた。小さなオスは角が曲がってしまっていた。前翅はしっかり閉じるが凹みがある。もしかしたら蛹の体が柔らかい間に他の個体に引っ掻かれてしまったのかもしれない。プラ鉢を4匹と3匹に分けたがそれでも十分に疎でなかったかもしれない。
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いやいや、性別差別をするつもりはないと頭では思っていても、メスが3匹続いた後にこの角が立派な個体を初めて見たときには興奮した。おお、これぞカブトムシ、と。

 

小さなオスを追い回し、早速角で掬い投げる傍若無人ぶり。
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メスはケンカをしないわけではなく、押し合いへし合いで餌ゼリーに頭を突っ込んで貪っている。栄養つけておくれ。暫くは女子寮。

 

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角が立派だと摘み上げやすい。子供も大喜びで毎朝のように観に来るが朝はカブトムシも土に潜って寝てることが多い。無理やり引っ張り出されて気の毒だ。

 

このオスとメスを交配させてしまうと濃いインブリードになってしまう。誰かオスを交換してくれないものだろうか。しかし秩父に採集に行くのも気が引ける。5〜6匹採れてしまったら持ち帰らないわけにはいかなくなる。1匹のメスから7匹育っただけで手一杯なのでこの栽培規模感を変えずにインブリードを避けて育てていくのは案外、難しいのかもしれない。