もったいないことになっている忍野八海

誰も観光客の写っていない、静謐な青い湧き水と脇の茅葺の建物。そして背後に聳える霊峰富士。


そんな名所を想像して行ったのだが予想は酷く残念な方向に裏切られた。


大型バスが停まる駐車場から忍野八海への道では全身をブランド服で固めた中国人観光客がタバコのフイルムを剥がし、なんの躊躇いも恥じらいもなく道に投げ捨て、タバコを吸い始めた。鬱陶しく思いながら出来る限り近寄らないように歩いていたが、いざ忍野八海につくやタバコを投げ捨てたのを目の当たりにして機嫌はますます悪くなった。


さらに残念なのは外観に配慮の足りない安普請の増築建屋の中を通らないと最も美しい湧き水の池には辿り着けなくなっており、安普請の増築建屋の中は派手なピンク色の値札で土産物が売られている。


苺が1パックが1000円。その他の品々をみてもかなり割高。


最大限にお金を落としてもらう為にリトルチャイナな一画を作っている。日本的な風情もない。適正な価格で良いものを買ってもらおうという謙虚さは感じられず、金を払えるなら最大限に吹っかけるという姿勢か。中東や東南アジアの市場でそういう前提の場所で買い物をするならとやかく言わないが、なんだかな。

中国人観光客から最大限にふんだくろうという姿勢が何よりも残念だった。