湯治逃亡 蛸川温泉龍宮殿

会社をサボって箱根へ逃避行。本や資料、PCを持って勉強しにいくのだから仕事扱いにしてほしい。まあ、仕事以外の時間が長かったから無理か。

 

1泊2日の箱根旅費ざっくり3万円也

6,100 小田急フリーパス

1,300 成川美術館

1,000 FIKA

2,000 龍宮殿

1,700 昼御飯 カルボナーラ

6,000 宿泊費 Rohen

5,600 1日湯治室料

3,500 昼御飯「竹やぶ」

2,200 夕御飯 箱根湯本駅前のとんかつ

 

8:31 新宿発箱根行き
恩師箱根公園

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恩賜公園は特に見所はなかった。苔むしているわけでもなく、整いすぎている。
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富士山は綺麗に見えた。


成川美術館

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恩賜公園から歩いて成川美術館へ。中国人観光客が多かったのだが、殆どの人は展望室からの富士山目当てのようでそこばかり写真を撮って絵を鑑賞している人は少ない。
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素晴らしい日本画も中国人からしたらうちの国にも似たようなものあるしこれ撮っても自慢にならないという感覚なのだろうか。


カフェフィーカ

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さらに歩いて急な坂を登り、営業してなかったら恨むぞと思う頃に着いたのがカフェFIKA。
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山腹にあり芦ノ湖が眺められる。北欧のおやつ文化をさすフィーカよろしく三階建ての山小屋は北欧ぽさもある。暖炉に火が入っていて暖かかった。定年退職した老夫婦が経営されている様子。こちらに住んでらっしゃるのか。リビングを店舗にして2階、3階を住居にするというのもありなのかもしれない。
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バターたっぷりのトーストにブルーベリージャムとヨーグルト。それにブランド珈琲で合計1,000円良心的。

窓の前の樹には野鳥のための餌入れがつけられており、シジュウカラやヤマバトなどが来るそうだ。ヒマワリの種が人気らしい。

 

箱根神社

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箱根神社まで行くと観光客はさらに増える。裏門から入り、九頭龍神社と箱根神社に参拝して息子の合格を祈願。「合格しますように」ではなく、「努力に見合う結果が得られますように」と願った。
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そこからさらに30分ほど芦ノ湖湖畔を歩いて蛸川温泉へと向かう。
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龍宮館

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浜名湖に贅を尽くして建てられたが高級すぎて、しかも戦争が近づくご時世で経営はうまくいかなかったのだそうだ。

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ロビーの大階段は風格あり。
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高級すぎた旅館はほんの数年で閉鎖に追い込まれ、その後は軍の施設として使われ戦後は放置されていたのだそうだ。それを西武財閥が大金をかけて浜名湖から芦ノ湖まで移築したのだという。
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カフェFIKAではトーストしかなかったのでこのままだとお腹がもたない。空腹ではなかったが遅い昼食を15時から取ることにした。食事処は誰もおらず私だけ。なんとも気分が良い。
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芦ノ湖を眺めながらカルボナーラを頂く。さすがプリンスホテル経営だけあってスパゲティもしっかり美味しい。
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そして15:30から18:00過ぎまでなんと2時間半も長湯した。それだけ気持ちが良かった。

富士山を眺められる湯船は内湯、屋根のある湯温の高い半露天、そして完全屋外の長湯に最適なぬる湯と3つも湯船があり、どこからも富士山が眺められる。

客の8割が外国人観光客だった。NYから来ているという裕福そうな父子はこれから東京に戻り、白馬に3日ほどスキーをしにいくのだという。アメリカは1日リフト券が200ドルもするという。友人のアメリカ人は青森に温泉とスキー場を保有しているとのこと。富裕層。

もう一組の白人はドイツ人で香港人の奥さんとシンガポールで暮らしているのだが昨年、伊東のそばに別荘を購入したのだという。それまでにも日本中をキャンピングカーでまわっており、日本が安く美味しく安全で自然も豊かで大変気に入っているのだという。LINEの連絡先を交換して別れた。

富士山が夕焼けに染まり、暗闇に沈んで星が出るまで湯に浸かった。時折、外国人の話し相手をしつつ、それ以外の時はひたすら仕事のことや陶芸のアイデア出し。
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ほとんど使わずに終わったが休憩所にはアイスや飲物の自販機があり、座敷にはあちこちにコンセントもあるので充電もできる。
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4時間半滞在して2,000円と食事代というのは随分とお値打ちではないか。しかもプリンスホテルのサービス品質だ。


RoHen

プリンスホテルグループの無料巡回バスで元箱根に戻り、ホテルへ。

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欧米人向けのゲストハウスで大きな暖炉を囲んでくつろいでいた。
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1泊素泊まり6,000円は悪くない。防音もしっかりしている穴蔵で窓はない。朝7時半に起きたが電気をつけるまで真っ暗。おかげで熟睡できた。我が家の寝室は明るすぎるのかもしれない。ここはまた利用しても良いかもしれない。