陶芸

陶蟲夏草生産計画

群馬の蟲菓舗「灯螂舎」さん 6月出品分 7個のうち5個販売 1月追加納品 2個のうち1個初日販売 三重の植木鉢屋「HACHI8」さん 8月出品分 3個8月中に完売 手元に3個ほど納品準備ができている鉢がある。 博物雑貨屋「ウサギノネドコ」さん 京都店 オンライン 12…

白馬の白雪に白団子蟲鉢

長野のとある山頂の凍てついた世界。 フィルター編集することなくモノクロームの世界。 ここに福寿草や雪割草の鮮やかな花の色が挿さったら素敵なのではないか。 樹氷が美しい。 寒い。身が引き締まる。美しい。

地震 陶器

帰国したら、棚の上からいろいろ落ちていて破損していてショックだった。 こんなに細かく割れてくれるかよ。 能登地震の九谷焼の窯元のことを思うと心が締め付けられる。制作途中でも完成品でもなかなかしんどい。 さあ、どうやって修復しようか。接着剤でつ…

旅する陶蟲夏草鉢 クエンカ大聖堂

世界遺産を背景に借りたら作品も5割り増しでよく見えやしないだろうか。一番のお気に入りはこの黄金色に包まれた一枚。 漫画「ジョジョの奇妙な冒険」で主人公が無機物に有機物の命を付与する能力を宿しており、その能力が「ゴールドエクペリエンス」だった…

旅する陶蟲夏草鉢 クエンカ旧市街

旅する陶蟲夏草鉢と題して街を歩く。 陶蟲夏草鉢をポケットに入れて、立ち止まって風景とともに撮る。一人旅で自分のペースで歩くとなるとこれがまた楽しい。 撮る意識で景色を眺めると遠景だけでなく近景もいろいろと発見がある。 人形を持ち歩いてさまざま…

博物標本と耽美の店「Angel Studio」

陶器専門店や雑貨屋を5店舗ほど巡ってどれも期待はずれで買いたいものが見つからずがっかりしていた。そんな中、20時をすぎてたまたま見つけたインテリアショップ。 こういうのだよ、こういう店だよ。スペインにも存在した。 ウニガラスドーム標本。 飛翔能…

庭に陶蟲夏草鉢を埋める

鉢を作るだけにとどまらずそれをどう使い、どう使用していくかも探求したい。鉢を見てくれる人に提示したい。 そこで庭の花壇の穴を掘って陶蟲夏草鉢を埋めてみた。 陶蟲夏草鉢にはセネキオ「七宝樹錦」を植えこんだ。底を網で遮っていないので旺盛に伸びた…

菊池ビエンナーレ

蟲界の大御所とも言える奥村はなさんのベニテングハゴロモとヤモリのオブジェも発見。 あまり陶蟲をつくってらっしゃる人は少ないので勝手に親近感を抱いている。 この方の陶蟲はどれも蟲らしさだけでなく可愛らしさがある。 中嶋草太さんの風化した骨格のよ…

年明け作陶備忘録。クワガタジオラマ鉢、スタンド鉢、陶蟲夏草プランターピック。

カブトムシ鉢と対になるクワガタジオラマ鉢を作ってみた。重い。 ギラファホソアカクワガタ、ノコギリクワガタ、オオクワガタの蛹が貼り付いている。一頭の蟲で一鉢作っているのだから豪華というか非効率な鉢でもある。 そしてヤマトカブトムシ蛹スタンド鉢…

「陶蟲夏草」名刺を作る

消しゴム判子で作ったロゴを元に名刺を作ってみた。 表にはシンプルにロゴと陶蟲夏草の文字。一旦、消しゴム判子にしたことで生み出せたインクのかすれ模様も作った甲斐を感じさせてくれた。蟲だな。かわいくはならない。私好みのグロテスクさも含有していて…

ヤマトカブトムシのスタンド鉢

新しい試み。右の瓦礫のような半身を焼締にし、左は白い釉薬を掛ける。半身が風化しているような風情を作れないか。 無論、植木鉢にする。 倒れたらすぐ折れてしまいそう。それも良し。 上手く焼き上がってくれるだろうか。 太い針金で下から宙に浮かせたい…

陶蟲夏草のロゴを作る

名刺が必要だと思っていた。展示販売する際にその場で購入されないお客さんにも名刺を持ち帰って頂いてインスタなりを登録してくれると嬉しい。誰とも知らない人にお買い上げいただいて私の視界から作品が消えるだけでは味気ない。購入してくれることよりも…

陶蟲夏草鉢「ゴライアスオオツノハナムグリ」 X シープホーン

私の鉢の中では大振りなものが焼き上がった。アフリカ原産の世界一重い巨蟲である「ゴライアスオオツノハナムグリ」には野生味溢れる「シープホーン」を合わせた。 インパクトの大きさはなかなかではないか。サイズが大きいとやはり迫力が出る。 異形の大き…

陶蟲夏草鉢「ミカヅキツノゼミ」 X レースフラワー

ツノゼミ第二弾としてミカヅキツノゼミを作った。若干、頭部の角が焼成時に垂れ下がった気がする。 出来としては上々、満足のいく仕上がりだ。 強いていうなら冬虫夏草菌の子実体の翡翠色の発色を強めても良かったかもしれない。 レースフラワーも胞子を拡散…

2024年の豊富すぎる抱負 健康を取り戻し陶芸の展開に励む

2023年は親戚や親戚の愛犬、大学の知人など訃報も多かったように思う。当たり前のことなくせにイマイチ実感が湧いていないことが「人は誰しも死ぬということ」。見栄や世間体のために努力して無駄にする時間の余裕などないはずだ。もっとより我儘に好きなこ…

2023年抱負の総括

仕事で人員削減のしわ寄せを目いっぱいに浴びて健康を大いに損ねた年だった。その一方で学習テーマを定めて歴史を学びに佐原や京都へ、自給自足やSDGを学びに栃木へと子連れ旅行に行ったり、陶芸では雑誌に複数回掲載してもらい3つの販売店と契約を交わして…

ヤマトカブトムシ蛹鉢

吊るか、金属棒を下から挿してスタンドに立てて飾れるようにするか。そんなヤマトカブトムシの植木鉢。 白い釉薬を掛けると適度に輪郭が消えてちょうど良くなってくれるのではないか。 半身をもっと風化しているようにするにはどうしたら良いか。黒泥土を泥…

カブトムシ陶蟲のジオラマ樹鉢習作造形

ジオラマのような陶蟲夏草鉢を作ろうと思い立ち取り掛かる。まずはカブトムシを数匹散りばめた鉢。出来上がりによっては焼き上がった鉢に実物のカブトムシ標本を載せてみても良いと思っている。 時間をかけた割に何かが欠けているようにも思う。もっと張り切…

陶蟲夏草鉢を釉掛け本焼き

乾燥前の控え室。 大窯で素焼き。磁器の素焼きと3段で焼かせていただいた。 素焼きに破損は無し。と思いきや、2鉢、3箇所を破損させてしまった。 軽く紙鑢でバリを取り トルコ青結晶釉や溶岩釉をかけた後に撥水剤で保護。鉢の底面や脚も保護。 今になって、…

合わせて陶蟲夏草鉢を作りたい植物リスト

鉢を作ってから何を植えるのかを考えるのではなく、この植物を植えるための陶蟲夏草鉢はどうあるべきかを考えていくシリーズ。とりあえず素材をここ数週間で集めている。 マミラリアとだけあって品種不明。 エキノプシス サブデヌダータ マーベリック 白珠丸…

陶蟲夏草鉢「蝉成虫」

失敗作なのかもしれない。そう呼ぶと哀れにも思う。翅脈も作って出来上がりに期待していた鉢なので残念だ。 頭部に掛けた溶岩釉が拡散しすぎて必要なディテールが失われてしまった。腐食した蟲の死骸がモチーフだとしても、眼が綺麗に見えることは重要なのだ…

冬支度 セロームとユーフォルビア

セロームを室内に取り込んだ。 12年前の縄文土器風黒鉢。下手だな、と思うけれども愛着がある。また今の私の感性で縄文土器風鉢を作りたい。 ユーフォルビアもやがては陶蟲夏草鉢に移植したいと思っている。昔の自作鉢で育てながら移植を待つのが流れとなり…

芋蟲 フタオチョウ近縁種の幼虫 造形

芋虫は冬虫夏草の苗床になりやすいのだが、鉢にするとなると難しい。体躯が細いから単体では鉢にしにくい。 ドラゴンヘッドキャタピラーと呼ばれる頭に突起のついたフタオチョウ近縁種の幼虫。デフォルメと創作が入っているので厳密な品種同定のできない創作…

陶蟲夏草鉢「ゾウムシ」造形

ゾウムシの陶蟲夏草鉢を作った。 粘菌子実体に埋もれるようにしてみたかった。 埋没感は出ただろうか。しかし眼が大きすぎると後になって後悔。眼を大きくして蛾のように愛嬌が出る蟲もいるがそれは蛾の眼が大きい品種を見慣れているからかもしれない。実物…

冬支度 サボテンの取り込み

白星「姫春星」はしっかりと根付いてくれたようだ。 半年前よりも確実に大きくなっている。白玉がメタボリックに増殖している様が好みなのでこれに合う陶蟲夏草鉢を作りたい。 縦にしたカブトムシの蛹鉢か、ハナムグリの背中から生やすか。10年近く昔に作っ…

油滴天目鹿頭骨鉢 X アロエ「翡翠殿」

油滴天目鹿頭骨鉢に植えて4年になるアロエ「翡翠殿」。そろそろ耐寒性の限界に近づいたので家の中に取り込むことにした。 成長は遅いが着実に伸びている。翡翠殿は株元から子株は出すが途中から枝別れはしないので鹿角のようにはならない。もっと適した多肉…

陶蟲夏草鉢「ダンゴムシ 全腐食」造形

もっと腐食が進んで外殻がばらけ始めている団子蟲の陶蟲夏草鉢を造形。 今回の試行錯誤は粘菌「シロウツボホコリ」の子実体の群生の表現。とても細い柄を無事に焼成できるのか試みる。 粘菌の子実体を多く加飾すると煩くなるようにも思うが、菌が内部深くま…

陶蟲夏草鉢「ダンゴムシ 半腐食」

団子蟲を菌糸に腐食される度合い違いで複数作る試み。まずは半腐食。 鉢上面からはみ出る感じで作る。鉢ではなく蟲の印象が強まる気がする。 少し煩いかもしれないが子実体を多めに加飾する。 根本が太くならないユーフォルビアのプセイドカクタスなどを植え…

アーティストと名乗っても良いですか

国内外のアーティストを英語日本語で紹介する365artplus magazineという美術雑誌に1ページだが掲載してもらった。 特集は細川護煕さんインタビュー。信長秀吉家康に仕え千利休の一番弟子でもあった戦国大大名の細川忠興を先祖に持ち蔵には国宝級の美術品や茶…

陶蟲夏草鉢「オパビニア」造形

子供の落書きのような、コンセプトの迷走したような、太古の海の生物。時代的にはアノマロカリスと同じくするカンブリア期の生物。 作りながら、「おいおいふざけてるのか?」と言いたくなってくる。5つの眼を持った生物なんて初めて作ったように思う。 ホー…