レジデンツの大階段を降りた先にある銅像の展示広間はなぜか素通りしてしまう人が多くてもったいない。
銅という金属で造られた像は陶器など比べ物にならない強度があり、衝撃にも強い。そんな強固な素材でこんなにも素晴らしいものが作られていることに驚嘆する。
手がごつい。下から見上げることを見越しているならば顔を大きくするように思うがどういうことなのだろうか。
胸の太陽がバロックで素敵。
獅子の頭に山羊の前脚、魚の身体の生物をなんと呼ぶのだろう。みんなサーパントだろうか。
ポセイドン。メドューサを拐かし、アテナの嫉妬から守らずに見捨てた人でなしの好色爺。
昔の銅像の魚はどれもなんだか化け物じみていることが多い。イタリアやフランスでは身近に触れられる生き物だろうに何故なのだろう。