陶蟲夏草鉢「兜蟲」二鉢

兜蟲の陶蟲夏草鉢を2鉢焼いた。 海外にはヘラクレスやネプチューン、ゴホンヅノなど胸部に巨大な角を持つ見た目が豪壮なカブトムシが何種類もいるが、やはり頭部に長い上向きの角を持つヤマトカブトムシがかっこいいように思う。カブトムシの餌場争いでの戦…

陶蟲夏草鉢「鋸鍬形」

鋸鍬形蟲の陶蟲夏草鉢が焼けた。 なかなか

陶蟲夏草鉢「揚羽蝶幼蟲」

揚羽蝶幼蟲の陶蟲夏草鉢が焼き上がった。 胴体部分が水晶に癒着しなかったので芋虫のか細い数本の脚だけで繋がっている。 いつ折れるかわからないので、はっきり言って売物にならない。予想中に折れるかもしれない。 そんなわけで手元に置いておくことになり…

陶蟲夏草鉢「塵蟲」

塵蟲の一種ということにしている具体的なモデルのいない甲虫の陶蟲夏草鉢が焼き上がった。鉢と蟲のバランスがとても良いように感じた。鉢の上にちょこんと小さな蟲が乗っかった印象にならず、十分に蟲に視線が行きながらも蟲がはみ出すぎないバランス。 冬の…

陶蟲夏草鉢「蝉羽化」

蝉の幼虫鉢をもう一つ作った。 羽化する途中、まだ翅も乾かず伸ばせていない状態での絶命。そんな個体がちらほらといる。 地中から這い出る途中の幼虫鉢を作った。 羽化途中の蝉の鉢も作った。 成虫として寿命を迎え地面にひっくり返った蝉の鉢も作って三部…

陶蟲夏草鉢「蝉幼虫」

蝉の幼虫の陶蟲夏草鉢が焼き上がった。 ひしゃげた鉢は失敗作の誤魔化しや再生ではなく一手間加わった個性になってくれた。予想の延長にない出来栄えが嬉しい。 青緑色の突起を粘菌のルリホコリに倣って架空のヒスイホコリと名付けた。 火焔茸のような自然造…

陶蟲夏草鉢「蚕蛾」 従姉妹の夫の早すぎる病死

伯母が亡くなった。 立て続けに従姉妹の夫が亡くなった。 従姉妹の夫は64歳、子供の結婚や孫も見られず不本意の急な病死だった。 最後に会ったのはいつだろう。コロナが蔓延してからは会ってないから確実に3年は会っていない。仕事の合間やふとした瞬間にあ…

陶蟲夏草鉢、販売の試み

これまで連絡依頼のあった方には気まぐれで私の陶器作品を販売というかお譲りすることは時折あった。特別注文で要望に合わせて作ることも何度かあった。今年に入ってからは3鉢ほどお譲りしている。しかし積極的にオンラインショップで販売したり、クラフトフ…

素焼き窯出し、釉掛け、本焼き

素焼きの窯出し。特に破損することもなく焼き上がった。 12鉢と団子蟲1匹。なかなか壮観。 赤土、黒泥土、信楽白土を使い分けているので素焼きの段階でも彩りがある。施釉せずにやきしめでもそれなりに面白く焼けるのかもしれない。 蚕蛾も今のところ、触角…

陶蟲夏草鉢「団子蟲」 X セダム「レッドベリー」

貪欲な肉食昆虫の大閻魔斑猫が腑を買い破って出てきたかのようなアレンジ。玩具のつぶらな眼がかわいい。 マイマイカブリなんかもカタツムリの殻の中に首を突っ込んで肉を貪り食う。 そんな陶蟲夏草「団子蟲」にセダム「レッドベリー」を植えてみた。水分少…

陶蟲夏草鉢素焼き。アガベ専用鉢、蟲展示台、シロホコリ鉢造形完成。

小窯に12鉢を詰め込んだ。800℃で素焼きする。来週には窯出し、釉掛け、素焼きと同じ窯構成で本焼成を一気に進められそうだ。夏までの完成を予定していたがGW前に4〜6個納入できる作品が仕上がりそうだ。 それにしても、本当に納入しようかまだ悩んでいる。一…

陶蟲夏草鉢「鍬形蟲」X マミラリア「銀手毬」

陶蟲夏草鉢「大鍬形」。この鉢のポテンシャルはこんなものではないだろうと思っている。 そもそも銀手毬が徒長しているのがよろしくない。現状はなんとも不格好だ。しっかりと日光に当てて分頭、群生したらムクムクと増殖する菌糸のような容姿となってくれる…

粘菌「シロホコリ」に蟲を乗せた鉢 1対

新しい試みとして粘菌の子実体に蟲が乗った鉢を作ってみた。形状としてはルリホコリ。楽焼で表面を青紫のメタリックにしたらルリホコリらしくなるのだろうが蟲が目立たなくなってしまうのでシロホコリにする。冬虫夏草らしさ筆頭として団子蟲と蝉幼虫を選ん…

さらに陶蟲夏草鉢の造形 蝉、団子蟲、揚羽蝶幼虫

どんどん作ろう。週末に仕事をすればするほど心の均衡の為に作陶する時間も欲しくなり、結果それ以外にほとんど何もしなくなっている。生き急ぐように忙しい人のスパイラルはこんな感じなのか、と思ってみたり。 10.蝉の脱皮途中 制作途中の記録も撮ろうと思…

陶蟲夏草鉢「鍬形鉢」X エキノセレウス「紫太陽」

こちらもようやくエキノセレウスサボテン「紫太陽」を植えられた陶蟲夏草鉢「鍬形蟲」。 ぐわんと株元が曲がって上に伸び、陽光をしっかり浴びて紫色にサボテンの棘が染まり、さらに花が咲いたら理想的な姿が完成すると思っている。 しっかり根が張って育っ…

陶蟲夏草鉢「象蟲」Xエキノセレウス「紫太陽」

ようやく、最終形にたどり着いた。成長は遅いが乾燥にも低栄養にも強く、かつ子実体の見た目に近いサボテンを植え込んで長く愛でられる陶蟲夏草鉢のサボテン植え。 これを尻の方から太陽光を当て、斜めに植えられたサボテンが湾曲して真上に伸びていくように…

陶蟲夏草鉢「鍬形蟲」X クラッスラ「ゴーラム」

植えていたマミラリアの幼苗が寒さでやられてしまった。幼苗はもう少し大きくなってからでないと制限の多い鉢で育てるのは難しいのかもしれない。 そこでゴーラムを植えてみた。 形状がなんとも実際にある一部の冬虫夏草茸にそっくりではないか。 予想外の子…

春の花で陶蟲夏草鉢遊び

生花は冬虫夏草のイメージにはそぐわないのだけれども、花が咲くとなんとなく心が躍るし、活けたくなる。 団子蟲に千重咲椿 象蟲にマツバギク 団子蟲に原種ヒヤシンスは菌類ぽさのある姿形。 まだ固く締まった椿の蕾も溢れる花の色が良い。蚕蛾。千重咲椿は…

陶蟲夏草鉢「陣笠蟲」X アエオニウム「夕映え」

鉢自体はもう数年前に作ったものだが今回、徒長した銘月を抜いてアエオニウム「夕映え」を植え込んだ。鉢は縦に深く、土容量も大きく重みのある鉢なのでヒョロヒョロと伸びてしまうアエオニウムでも担当する懸念なくしばらくは安心して育てられそうだ。 陣笠…

陶蟲夏草鉢「大黒黄金」X エケベリア「デレンオリバー」

コガネムシは金持ちだ。 金蔵建てた、蔵建てた。 子供に水飴舐めさせた。 こんな歌詞の童謡があってコガネムシを見ると脳内再生してしまう。この童謡は今年、熱海の梅園に子供達と行き園内に中原晋平記念館というのごあったのだがその中原晋平さん作曲だとい…

陶蟲夏草鉢「団子蟲」X 老楽

手頃な自作の陶鉢がなかったのでプラスチック鉢に植え替えた。気づいたら変な形の植木鉢ばかり作っていて筒形の自作鉢が殆ど無いことに気づいた。 株元に被せてあたかも蟲を苗床にして植物が生えているかのように見えるようにした。 株の鉢と蟲が一体化した…

蟲作り 団子蟲、塵蟲、鍬形蟲、兜蟲、蚕蛾

仕事が一定以上忙しくなるとそれに呼応して作陶に没頭する不思議。結果疲労困憊する。蟲をさらに追加で5匹作り、削り作業済みの鉢にセットした。 5.団子蟲 半開 少しボロボロと朽ちた感じにしてみる。開口部は大きくとって少し太めのサボテンを植えられるよ…

蟲作り 団子蟲、蝉幼虫、兜蟲、蠅取蜘蛛

さあ、11個の筒鉢の天と底に穴を開けた。いよいよ蟲を作って載せていく。蟲の大きさや形は様々なので鉢も同じ大きさにせず、穴の位置や大きさが違う鉢の中から合う組み合わせを模索しながら作っていく。 1.団子蟲の子実体仕立て 3hr 身体を折り曲げたダンゴ…

美麗標本を眺めながら呑める「昆虫館BAR」

通常は「サイエンスバー インキュベーター」として営業し、オリジナルカクテルをビーカーや試験管で提供するバー。 そこが日月祝日限定で「昆虫館バー」として間借り営業している。 お通しのクッキーはインキュベーターと共通。何の式か聞けばよかった。Goog…

銅製蝉幼虫の5年の経年変化を観察する

物々交換して手に入れた水晶冬虫夏草ペンダント。本物の蝉の抜殻に銅鍍金をしてあり、背中の裂目から水晶が生えている逸品。私の好みど真ん中でありながら私の陶芸とは全く技術的には別ジャンルなので入手できて嬉しい。 脚の微毛までしっかりディテールが残…

灯螂舎の昆虫焼菓子「蟲菓」

昆虫を取り入れることで食味の良くなる組み合わせのみを「蟲菓(昆虫焼菓子)」として製品化して販売している「灯螂舎」さん。試食した感想や疑問を記録しておく。 昆虫食がバッシングに遭っているらしい。どこぞの自治体で学校給食に出され、昆虫食に肩入れ…

陶蟲夏草鉢「ダンゴムシ」 X 「シルバーブルニア」

腹から生える今までの形状ではなく背中の外殻の隙間から生えるタイプを作ってみた。自分としてはアリではないかと思う。実験的な試みだったが満足の結果。 腹には穴が空いていない。体躯の下に空間があることで団子蟲そのものが苗床になっている印象を強めら…

作家同士の作品物々交換のために夏までに10鉢の陶蟲夏草を作ろう

学び 作家同士の作品物々交換は思い入れも深まり楽しい。 物々交換するには「あなたの作品も売ってください」と言わせる魅力がないといけない。 お互いにとっての価値が値札とずれるのも面白い。 作家同士の物々交換は他の人のいないところで話す。 物々交換…

蟲偏愛家の集う「東京むし展」

蟲にまつわる手作り作家の展示販売会に行ってみた。「東京むし展」はここ毎年行われているそうで、蟲好き、ハンドクラフト好きにとって魅力的な狭く深い世界。自分の好きなものに開き直った人達の集い。 蟲の標本に時計の機械機構を嵌め込んだもの。機械仕掛…

陶蟲夏草鉢「ダンゴムシ」X「レースフラワー」

緑の着色はアクセントになる しっかり重ね塗りしないと発泡しない 植え込む植物も彩度に乏しいマミラリアなどの白サボテンにするならば菌糸体の上に緑を乗せるのは良いと思われる。 色の相性は悪くない。今回は濡れたままの下地にトルコ青結晶釉を重ねて塗っ…