ひょんなことから埼玉スーパーアリーナのLDH主催のSAMRISEというコンサートに顔を出してきた。
私はEXILEやRAMPAGEなどのファンでもないしコンサートにも行かないのでターゲット客層ではないことを前提にしておく。
ライブと食と酒の新しい形の祭典なのだそう。
LDHがライブをしているアリーナのメイン会場。
スマイルバーというビール、ワイン、ウィスキー、日本酒など試し尽くせない各ジャンルの酒をテイスティングできる飲食ブース。
会場の外でも阿波踊り、よさこいなどパフォーマンスしている外会場。
これら3エリアで構成されているがバラバラに行われている印象があってそのエリア間の人の移動は少ないように感じた。
私の好きな高円寺の天水連が出張していた。
Amazonがドリンクを提供するスマイルバーもなかなかに盛況だった。アリーナ会場からのアクセスが悪く少し探しにくいのが残念。
普段飲まない、美味しいお酒も多くあった。九州の八鹿酒造、新潟の「水芭蕉」で有名な永井酒造の代表が瓶内二次発酵のスパークリング日本酒の開発秘話なんかを語っていて面白かった。私としてはこちらの方がヒーロー。
A席9000円。S席12000円。目測だとA席は2割の客が入っているかどうか。空席が目立たないように客席を振り分けているのだと思うが、空席の中にポツンポツンと座っている。
演奏の爆音と速いリズムで誤魔化している感。
歌詞がほぼ聞き取れない。曲を聞かせるという雰囲気ではない。
お客さんは若い女性がほとんど。見た目もカッコいい3代目JSBのようなグループを目当てに来ているのではないのか。なのにラインアップにYoutuberや25年以上やっているロックバンドなども混ざっている。お客さんのノリも今ひとつに感じた。バンドリストは適切なのか？ブッキングに困っているのか？
25年のベテランというバンドも歌詞が聞き取れずサビのところだけ一段と声を張っている。あまり上手くないのではないかと思ってしまった。LDHの若手アイドルグループならまだしも、踊りもない歌がメインでこれはどうなのだろう。
まだ乳幼児らしき子を抱えて飛び跳ねている若い夫婦がいて気になった。私でもアリーナから出ると爆音でキーンと耳鳴りしていたのに乳幼児の耳は大丈夫なのか気になって仕方がなかった。あとあんなに縦に体を振り続けられて頭をやられてしまわないか。
ペンライトが曲に乗って揺れる会場の一体感は不思議な魅力がある。好きなアーティストがいるならばライブコンサートはその世界観とファンの一体感に浸れる夢心地の時間なのだろうな。
