高円寺を代表する名物カフェと言える。高円寺と新高円寺を結ぶルック商店街の目立つ位置にあり、存在感は大きい。
京都にありそうな、かつては軒を連ねた長屋のうち一軒だけが取り残されたような佇まい。古民家ではなく、古くから商いをしていた様子の間取りなので町家の風情に近いのかもしれない。
乳白色やステンドグラスのランプシェード。
惜しむらくは赤いビニールテープで補修されたままのベルベットソファ。
先客が2人しか居なかったにもかかわらず珈琲が出てくるのに15分以上もかかったのは昼前の準備に忙しい時間に珈琲だけしか頼まなかった手間のかかるだけの客だったからか。出て行くときにも挨拶もなく、接客に親しみやすさは感じないのが残念。カフェにはほっこり感が欲しいものだ。
惜しい。実に惜しい。
そう、我が家に加えたい素材はベルベット。カリモクのような深緑のベルベット。