久しぶりの暗渠沿いカフェ「モモガルテン」

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桃園川の暗渠沿いにあるので桃=モモ、園=ガルテン。少し遠いが好きな古民家カフェだ。久しぶりに訪れた。

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2軒長屋を手入れして活用している。春秋の気持ちの良い季節には外の席に犬連れで立ち寄る。
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雑誌や暗渠探訪の本に混じって「健康で文化的な最低限度の生活」「岳」「裸足のげん」「ニュクスの角灯」などの漫画本も置かれている。

ちなみに「ニュクスの角灯」は明治前期の長崎とベル・エポックのパリを舞台に描かれる古物商にまつわる物語で好みな題材だ。高円寺北にあるリイド社から出版されており、文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、手塚治虫文化賞大賞など数々受賞しておりフランスでも翻訳出版されている名作。そして作者の高浜寛さんは実はとても美人な女性漫画家さんなのだが酷いアルコール依存症と闘い克服してきた経歴にも感じるものがある。

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「健康で文化的な最低限度の生活」は生活保護行政を舞台にした興味深いマンガなのだが取材協力のクレジットにこのモモガルテンのオーナーの名が連ねられている。どういう背景なのかそのうち聞いてみたい。

「岳」と「裸足のげん」は何か高円寺は縁があるのだろうか。
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インド式3時間煮込みカレー。
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そんなに辛くない。
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そして金冠のチョコタルトと
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珈琲。

2時間ほど寛ぐのにちょうど良いカフェ。思い出したように時折、訪れたくなる。
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芸能活動する高校生が多いことでも知られる堀越高校がすぐ近くにあるのだが学生を店内で見たことはない。学生服のまま立ち寄ることは禁じられているのだろうか。