庭作り開始

土仕事の連日。目の前の花壇を手入れせねばと思いながらもう12月。葉が落ちて剪定するにしろ移植するにしろ好都合な季節だ。


目隠しを兼ねて南側の窓の前にジューンベリーとシャシャンボを植えることにした。


インターネットで熊本の造園業者に注文したものが2日後に届いた


ジューンベリーはアフリカサイフリボクとも呼ばれ、6月頃に食用可能な赤い実をつける落葉低木。花、実、紅葉と愉しめるシンボルツリーとしても人気の庭木だ。


シャシャンボは日本自生の野生ブルーベリーのようなやつでブルーベリーに比べれば小さく黒い実がつく。生食が可能な程度の甘酸っぱい実がつく。利点はブルーベリーほどに酸性土壌である必要がなく、日本の環境適性が高い。剪定にも強く生垣にも使える。


ほかにもヒメウツギ、ゼンマイなんてものも植えた。


植え終わったところで暫くして来客があった。何やら緑道の手入れをボランティアされてる方で、これまで藪のように野放しの荒地だった我が家の前の花壇をどうにかしたいと思ってらしたそうで、私が花壇の手入れを始めたと隣人に聞いて声を掛けて下さったそうだ。勝手に変なものを植えるなと怒られるのかと思いきや、実は花壇の総手入れを申し出て下さった。今まで、住人との合意が得られず歯がゆい思いをされていた様子。


古く花も付かなくなったレンギョウや野放図に繁殖したシャガや水仙を整理し、風通しの良い花壇に作り変えたいのだという。どこかの花壇で腐葉土も作っているそうで、それも持ってきてくれるという。ありがたいこっちゃ。


素人が勝手にあれこれと植えると始末が悪いので相談に乗る形で手伝ってくれるらしい。剪定が困難になる落葉高木を勝手に植えられたり、性質の悪い繁殖力の強すぎる植物や虫のつきやすい植木を知識なく植えられるのを避けたいそうだ。


一緒になってレンギョウの株を引き抜き、土から種や根を取り除く。花壇に大量に積もっていた胡桃のようなものは前の前の住人が植えた桃の木の種だそうだ。てっきりバークのように栄養の為に敷き詰めているのかと思ったが単に花壇内に降り積もっていただけらしい。


2時間ほどして花壇の半分の初期化が完了した。残り半分は翌日以降に持ち越しとなる。