外出自粛で鬱々としがちなので、限られた行動範囲で最大限、気分転換してみよう。曜日感覚がなくなりがちな日々だが、平日と違って週末には少しばかり特別なことができると子供達にも思って欲しい。刺激が必要だ。
中庭に七輪セットを設営した。水を張ったバケツも用意して準備万端。
防火マット。特殊アクリル繊維を高温処理した特殊炭化繊維だそうで、瞬間耐火温度1300℃、継続700℃の優れもの。100cmX100cmと30cmX 30cmの2枚入りで2499円。火事になったらこの布を掛けて鎮火するのにも使える。便利な世の中。
紀州備長炭。実家から頂戴した。
火起こし兼用火消し壺。中に炭を入れて手っ取り早くコンロで着火できる。
日本酒をちびちび飲みながら火が盛るのを待つ。これも悪くない出来なのだが、春の昼間に飲むためのもう少し明るい色の酒器が欲しい。3勺入るぐらいの盃を作りたい。
で、昼ごはん。ロールパンとチーズ入りソーセージを焼き、レタスを敷いてサルサソースを掛けて。美味いな。これはまた、やりたい。来週末の昼もこれでいい。これが良い。
香りだけお裾分け。
都会の住宅街だと、これが精一杯。昼には子供の遊び場になったり、コロナ禍中に想像以上に大活躍の中庭。作って良かった。
16時を過ぎてのんびりと再度、火起こし。昼に使った炭は火消し壺に入れておいたのでそれを使うと早く着火した。
途中、マンゴー殿の散歩を兼ねて子供らとジョギングして買いに行ったバゲットを焼いて、モッツァレラとトマトを乗せてスターター。
アボカドを焼くと美味しいとは知らなんだ。蓮根も。ここに筍もあればなあ。
100円ショップで買った串に鶏モモ肉と長葱を刺して巨大焼鳥。まとめて焼けてなかなか便利。
火加減を見ながら回転させ、場所を替え。少しばかり本格的なことをしているようで高揚してくる。
外はパリパリ香ばしく、中は肉汁たっぷりに焼けた。この焼き上がりの美味さはやはり炭火焼肉のおかげなのだろうか。
タレ漬けカルビとハラミ。脂を網から下に落とせるから良いのだろうな。鉄板焼やフライパンだとどうしても脂っこくなる。
締めには手作りフローズンヨーグルトをみんなで食べ、子供達は「8時だよ全員集合」を観てゲラゲラ笑っていた。こんなにゲラゲラと笑う子供たちを初めてみた。くだらない子供騙しのコントだといつの間にか思うようになっていたけど、対象である子供から視線を外さずに子供のための笑いを作り続けていた凄さを思い知らされた。
この季節、雨さえ降らなければ最高に気持ちが良い。このままテント泊したいところだが、明朝から午前一杯は雨との予報なので諦めた。
晴れた週末の気分転換手段が見つかったのはありがたい。七輪最高。
アウトドア製品は「災害時にも有用な備えとなるはず」 との魔法の言葉で財布の紐が緩みがち。
この不燃シートは買って損はないしろものだと思った。2499円。マットというよりもフリース布のような印象。素肌で座ってもかゆくならないし、火元に被せて消火するのにも使えるので消火器よりも活躍する場合もあるのかもしれない。
災害備蓄としては必要ないけれども、手早く着火し、使用途中の炭を消化して保管するには便利。2,087円。
耐熱手袋は細かい指先を使う作業には不向きで謳われるほど柔らかくはない。熱くなったダッチオーブンをもったりするなら必要なのかもしれない。直接、薪を持ったりもできる。災害時に軍手では貫通してしまう木の破片、ガラスの破片や高温の何かを持つ際にも使える。私個人の趣味利用としては陶芸の窯出しにも使える。純牛皮製にも拘わらず1,150円 なので損したとは感じない。製造原価いくらの世界なんだろう。5,000円するといっても驚かない。