毎年1月に私の中だけで開催される最も素晴らしい蔓の形を決めるツルオブザイヤー。1月は蔓植物の活動もほぼ止まり剪定に最適な季節でもある。
選考基準は以下の2点
1.造形的面白さ
2.冬虫夏草的相性
6位入賞
上の方に葛藤や逡巡がモヤモヤとして塊を成しているのが良い。蟲から垂直に立ち上がっているのも高得点。
5位入賞
放出されたような躍動感と整った輪が高得点。
4位入賞
輪の人工的な造形の面白さ。立ち上がりが垂直になるように補助してあげるとなお良い。鉢とセットにしてあげたくなる。
3位 銅賞
W字。蔓の太さ、力強さ。電球のフィラメントのような左右に広がる螺旋が面白い。蔓という自然素材による非自然的造形。
2位 銀賞
アール・ヌーヴォー的曲線美が秀逸。枝分かれしたそれぞれが逆巻きし、なおかつ先端で輪を作るのが高得点。冬虫夏草的に菌糸体が何かを探るように伸びる躍動感もある。
1位 金賞
まずはなんといっても蔓の力強さ。太さから細さへの強弱変化が他に勝る。それに加えて自然ならざる意思を感じる造形が良い。2位と甲乙つけ難かったが蔓の太さに生命力を感じてこちらを選んだ。
蔓はまとめてこちらの鉢に挿して保管している。
暇なのだろうか。暇なのだろう。宙ぶらりんで手持ち無沙汰な1週間。