多肉植物・サボテン・他

美尼王妃錦とゴライアス大花潜

生体を生息地で見てみたいと願っているものの一つがゴライアスオオハナムグリ、正式にはゴライアスクワドリマキュラトゥス。世界最大のハナムグリにして世界最重量の昆虫だそうだ。 「いきもの大図鑑」の脚や身体が合計23ヶ所可動する精緻な等身大フィギュア…

高円寺「ポエム」のティラミス

夕方の高円寺の老舗喫茶店「ポエム」。ティラミスを注文したらダークチェリーと生クリームが乗った少しパフェのような豪華なスタイルで出てきた。 見た目も大事 横から見ても素敵。 中にもダークチェリーが隠れており、もう一杯、珈琲をおかわりして飲みなが…

新宿御苑

新宿御苑の温室は被写体に溢れていた。 この大きな葉、一枚が花よりも華やかで雄弁で圧倒される。 卓上に見上げるように葉が覆った一画を夢想する。眩しくないように葉陰を作ってくれる。そして見上げるとステンドグラスのようだ。 大きさというのも一つの力…

多肉植物 冬の陣

寒さに弱い植物の数々を取り込んだ書斎の近況。冬の日に部屋の中に射す陽は柔らかいというか弱々しいというか。しかも朝の3時間ぐらいしか射さない。それでも大違いの貴重な日照だ。 ビカクシダは空中に緑を添えてくれるので好きだ。もっと葉の細かい種類も…

庭の紅葉

京都の寺社仏閣から採取した伊呂波紅葉の種から実生で育てた数々。南禅寺、大徳寺、清水寺、琵琶湖疏水。私の好きな紅葉の名所の数々だ。 京都の伊呂波紅葉はやはり長い時代の中で選りすぐられた良株なのだろうか。鮮やかで雅な華やかさがあるような気がする…

クラッスラ「茜の塔」

徒長しつつも真っ赤に染まったクラッスラ「茜の塔」上向きに伸びてハエトリグモが多肉を背負ったヤドカリのように見えるようになると期待していたのだが、「何これ?」という塊になってしまった。 バサっと切って仕立て直すべきなのだろう。そのまま暴れさせ…

セデベリア「樹氷」の冬姿

ほんのり色づいたセデベリア「樹氷」。セダムとエケベリアの交配なのでセデベリアという新属なのだそうだ。エケベリアだと思っていた。 2019年10月に植えたばかりの頃の姿と比べると 随分と枝が伸びた。さらに懸崖のように斜め下方に広がっていく姿を期待し…

陶蟲夏草鉢「アトラスオオカブトの蛹」

初めて蛹を作ってみた。脚が丸みを帯びた膜に包まれているような形をしている。 Yの字のヤマトカブトムシの蛹を作りたくなる。そのほうが形としてはわかりやすいようなな思う。 土台の鉢よりも乗っている蟲の方が大きくて派手にはみ出しているのはどう見える…

多肉植物棚の冬支度、温室化。

昨年まで3年使ったポリエチレンシートがあちこちが破れたので買い換えて張った。学びとしては中に数カ所、ハトメで穴を開けて針金を通し格子に結びつけること。そうしないと冬風にシートがバタついて夜に音がうるさくなってしまう。 しかしシートを2m × 3mで…

七宝樹錦と石蕗

冬になり暴れ始めた七宝樹錦。 その小さな鉢と土からはアンバランスなほどに大きな葉を茂らせる。 床に着き、そこを足場にして上へ、太陽へと立ち上がり始めた。どこまで伸びていくのだろうか。微量な痩せた土だけで光合成と水だけで生成していけるものなの…

国立科学博物館「毒展」

子供にねだられて国立科学博物館で11月から開催されている「毒展」へ。動物、植物、鉱物や合成物の毒がテーマだそうだ。 前日決めた話なので日曜日の予約チケットは売切れて既に無く、開場30分前に到着して当日券狙い。8時半に到着。朝イチなので当日券は購…

椎茸 美味しい「味覚」の持ち帰り

こんにゃくパークに売られていた栗の木をホダ木に用いてホダ木全体が菌床と化した業務用仕様の逸品、なんと600円。蒟蒻よりもこちらの方が嬉しい。Amazonで売られている「もりのしいたけ栽培キット」は1700円もするのだもの。 購入日の姿。 3日目 4日目。も…

機械惚れ 富岡製糸場

備忘 機械にサボテンや多肉植物を植え込む ひたすら美しい。 iPhoneではなく一眼レフで粘っこく撮りまくりたい。 日本における近代産業革命の血と汗と国家の思惑と資本家の野心と農家の娘のささやかな結婚への夢が機械油に溶け込んで染み付いた巨大装置。 外…

秋晴れジョグと秋明菊

しばらく天候の悪い週末が続いたがこの日は素晴らしい秋晴れに恵まれた。 秋明菊かね。 私にアピールするかのように顔を向けてきていてジョギングの脚が止まった。 自宅花壇に植えたい花ではないけれども、道すがら咲いているのを眺めるのは楽しい。 私が自…

メセンブリアントイデス始動。シルエット、毛サボテン。

エケベリア「シルエット」が綺麗に縁をピンクに染めていた。 手間もかからず美麗に色づいてくれる良品種。いくつか葉挿ししてみようか。葉挿し工場を作ってみようか。 長毛サボテンも元気だ。希望丸も白い毛を吹き出している。 紫太陽も赤紫に色付いて元気そ…

ヒヤシンス

球根はいい。無責任に育てられ、失敗しない。栄養も与えずに勝手に育つ。失敗しても罪悪感を感じなさそう。 お、育っている。 その育てる喜びだけを享受できる。 家族よりも、犬よりも、会社の同僚よりも、泥鰌よりも、メダカよりも、ミヤマクワガタよりも、…

多肉食欲の秋 亜阿相界と謎多肉

秋は多肉植物の売り出しの季節。コノフィツムなど花が咲いている種類や紅葉し始めて魅力的な姿の多肉植物が多く出荷され始める。まんまと衝動買いしてしまった。 品種名が書かれていなかった。台木はそもそも何なのだろう。竜神木でも袖ヶ浦でも三角柱でもな…

プロテア・ワラタに魅せられて

まだまだ世の中には知らない植物がたくさんある。渋谷園芸で初めて見たのがこのプロテア・ワラタ。かなり肉厚で乾いた花びらをしていてそのままドライになるのが容易に想像がつく。 しかしこの色よ。ショッキングピンクが混ざったような色をしている。これが…

なぜ知らなかったのか悔やむ「渋谷園芸」

植物好きの聖地「オザキフラワーパーク」は全くもって素晴らしいのだけれども、9kmも先にある。そう簡単には行けないのがもどかしかった。 そんな中、3km先に見つけたのが野方駅の北側にあるこの「渋谷園芸」。観葉植物やハーブ、多肉植物などが売られている…

人気観光スポット化した来宮神社と御神木

熱海保養所と併せた再訪スポット候補地入り。 1300年以上の歴史を持つという来宮神社だが、えらくモダンに境内設備が改装されて外せない若いカップルのデートスポットのようになっていた。 90年前に不審火で失った末社も令和4年に全て再建。至る所がフォトジ…

トリカブト、テングダケ、致死量毒物山歩き

そういえば那須の茶臼岳から三斗小屋温泉へと抜ける山道でのこと。 ひょっとしてと思いながら見ていたが、家に帰って調べてみてもやはり「トリカブト」のように見える。 ヨモギのような葉形だが切り込みは深く、日陰に咲き、典型的な紫の花。葉の形はネット…

鬱蒼とした廃墟ではなく自然豊かなお住まい

ご近所を散歩中に見つけた。 テレビの音が中から聞こえてくる。廃墟などではなく、単に鬱蒼と蔓草が外部を覆った家。 遺跡の最深部への入り口のようなドアノブ。ドアノブ無しにはドアであることはわからない。 勝手口が最後に開けられたのはいつなのだろう。…

杜鵑と一輪挿し

家の裏庭で杜鵑の花が咲いた。全く手入れしていない、雑草というか野草のような自由さと強さで育っている。 遠目には目を引くような華やかさはないのだけれども、こうやって摘んで一輪挿しに挿すと視線がその小さな世界だけに向いて魅力が見えてくる。 静か…

冬に向けたサボテン育成ランプの導入

白サボテンを沢山、実生で育てたい。 しかし夏の日差しは幼苗には強すぎる。 冬は室内が寒すぎて枯らしてしまうことも。 植木鉢は窓際に集中してしまい、北側や部屋奥に植物が無くて寂しい。 白サボテンを安定して元気に実生で育てたい。 それら課題を解決す…

鬼面角の枝分岐

9月10日。 2021年6月に購入して胴切りしたので枝分岐まで1年3ヶ月かかったことになる。店に並んでいた鉢も胴切りして土に挿しただけのものだったらしく、根張りして枝が出るまでは相当な療養期間を必要としたらしい。 毎年、1分岐させ1回胴切り出来れば年の…

陶蟲夏草鉢「団子虫」 X 一輪挿しの花々

また静かな鉢が出来上がった。これはガラスの瓶に乗せる一輪挿し用の蓋。 横から見ると目立たないが無数の脚が見える。 ミントの花を活けてみる。ダンゴムシが大きく感じられる。 ゼラニウムの花を活けてみた。不思議とゼラニウムの花が大きく感じられるよう…

陶蟲夏草「団子蟲」 x エケベリア「ボンビシナ」

もう3〜4年前に作った陶器鉢が長いこと未使用で空いていたので元気の良いエケベリア「ボンビシナ」を植えつけた。この頃の作品ではいかに陶器で有機的な陶肌を作り出すかを試行錯誤していた。 少ない土、乏しい栄養と乾燥にも強靭な体力で耐えられる多肉植物…

陶蟲夏草鉢「蝉幼虫」x サボテン「銀手鞠」

釉掛けの際に転倒させ破損させて台無しにしてしまった鉢。一番出来上がりが楽しみだっただけに見るのが辛い。 頭部に白い菌糸体のようなものが生えてきているが、元々は3本にょきにょきと生えていた。菌糸体だけ白信楽土を使ってさらに質感を変える手の入れ…

陶蟲夏草鉢「兜虫」 x ハオルチア「氷砂糖」

今はまだ不恰好だけれども1年後に茎立ちした後が狙いの姿。切花ではないので植えて育てて理想の容姿にしていく。 しかもメダカと泥鰌の飼われている日陰の水槽の上で水耕栽培で数年間育っていたハオルチア「氷砂糖」。園芸店で見かける株姿とは大きく違って…

陶蟲夏草「蝉幼虫」 x マミラリア「かぐや姫」「白斜子」

土から出てこようとして果てたような蝉の幼虫。そんな陶器の植木鉢を作った。 白いサボテンを生やしたい。実生から育てているヒョロヒョロと徒長したマミラリアを移植してみた。 難易度は高いが、無事に根を下ろし育ったら最も好みのイメージになるのはこの…