2022-01-01から1年間の記事一覧

熱海MOAの菩薩

文句のつけようのない美しさ。平安時代(12世紀)重要文化財「阿弥陀如来及両脇侍坐像(あみだにょらいおよびりょうわきじざぞう)」。阿弥陀如来の左右に観音菩薩と勢至菩薩が侍る。 どうやらガラスの質も素晴らしいようでガラスの存在を忘れてしまう透明度…

熱海MOAの馬俑

巨大な羊頭鉢を造りたい。 26年ぶりに熱海のMOA美術館に来た。学生だった自分が今は亡き祖母の車椅子を押して歩いて回ったのを覚えている。前回、何をみたのかなんて全く覚えていないが改めて観ると素晴らしいものだらけ。 この完全な状態を保った中国の馬俑…

トリカブト、テングダケ、致死量毒物山歩き

そういえば那須の茶臼岳から三斗小屋温泉へと抜ける山道でのこと。 ひょっとしてと思いながら見ていたが、家に帰って調べてみてもやはり「トリカブト」のように見える。 ヨモギのような葉形だが切り込みは深く、日陰に咲き、典型的な紫の花。葉の形はネット…

トランプバーガー「目黒リパブリック」

今度ステーキを混ぜ込んだパテでハンバーガーを作ってみようか。 中野のバーガーネーブルと似た印象 -品揃えの充実したバーとバーガーの組み合わせ -1200〜2000円のグルメバーガー -パテをシングル、ダブルと選べる -サラダ、ソース別添えで味変を楽しむ -地…

目黒人情食堂アントミミ

全面解放できる店舗や家屋に憧れる。 居心地の良いオシャレ食堂を目黒で見つけた。この季節に全面開放のバル・ビストロ「アントミミ」。ビートルズのファンだという姉妹がジョンレノンを育てた叔母、ミミ・スミスの名前からとった店名。姉妹で40年以上経営し…

ポーラ美術館のうなじ

箱根に行った際に台風に直撃されて雨天続きだったのでポーラ美術館に行ったことを書き留めておく。 ポーラは資生堂や花王鐘紡までの大手ではないけれども芯の通った技術開発をしている会社という印象で近年の日本初の医薬部外品認証を勝ち取ったシワ改善製品…

ミヤマクワガタ三令幼虫と成体2匹

昨年、秩父で採集したミヤマクワガタが卵を産み、孵化し幼虫となって2年目に入った。 2年目になると朽木マットを食べるスピードも上がるように思う。一気に大きくなった。朽木マットの減りも早いので完熟マットを入れ替えた。 ちなみにネットで調べると、ミ…

榮光冨士 純米大吟醸無濾過生原酒「日乃輪」

思わず買ってしまった。私の好きな山形県鶴岡の酒蔵、冨士酒造の純米大吟醸無濾過生原酒「日乃輪」。榮光冨士は私の好みの銘柄でアスタリスク、森の熊さんなど愛飲している。初めて見かけた「日乃輪」を思わず衝動買い。ラベルもレトロな要素がありつつもモ…

鬱蒼とした廃墟ではなく自然豊かなお住まい

ご近所を散歩中に見つけた。 テレビの音が中から聞こえてくる。廃墟などではなく、単に鬱蒼と蔓草が外部を覆った家。 遺跡の最深部への入り口のようなドアノブ。ドアノブ無しにはドアであることはわからない。 勝手口が最後に開けられたのはいつなのだろう。…

杜鵑と一輪挿し

家の裏庭で杜鵑の花が咲いた。全く手入れしていない、雑草というか野草のような自由さと強さで育っている。 遠目には目を引くような華やかさはないのだけれども、こうやって摘んで一輪挿しに挿すと視線がその小さな世界だけに向いて魅力が見えてくる。 静か…

高円寺大道芸祭

高円寺の大道芸祭が3年ぶりに事前予約の制限なく開催された。とはいえ、かなり小さな規模で参加している大道芸人もかなり少なく、例年ならば4月最終週のGW前に行われるところが10月頭の変則小規模開催だった。それでもコロナ前に少しづつ戻りつつある。 高円…

秋の自宅庭の炭火焼鳥

秋の団欒。小さな卓を家族四人で囲んでいつもより会話も弾む気がする。 珈琲を生豆から煎ってみたり。 新井薬師の商店街にある鳥源で焼いていない生の焼鳥を買ってきた。大内鶏だ。腿肉と軟骨が交互に刺さった串、砂肝、葱間。自分で串に刺すのはなかなか手…

冬に向けたサボテン育成ランプの導入

白サボテンを沢山、実生で育てたい。 しかし夏の日差しは幼苗には強すぎる。 冬は室内が寒すぎて枯らしてしまうことも。 植木鉢は窓際に集中してしまい、北側や部屋奥に植物が無くて寂しい。 白サボテンを安定して元気に実生で育てたい。 それら課題を解決す…

ITOH DINING by NOBUと強羅公園

ラフォーレ倶楽部箱根強羅から歩いて数分のITOH DINING by NOBUという高級そうな鉄板焼きレストランにランチに行った。NOBUプラドュースの品質で4000円なら良さそうに思えた。 落ち着いたシックな雰囲気。 鉄板カウンターもカップルには良さそう。 カボチャ…

ラフォーレ倶楽部 箱根湯本

2泊3日で家族で箱根のラフォーレ倶楽部箱根強羅へ。前回の家族旅行は半年前の転職休暇中だった。 泉質が良い。 夕方の湯上がりミルクゼリーや葡萄酢、マンゴー林檎酢などの無料サービスは費用対効果が高いと思う。 大きな窓と木々の眺め。 ラウンジが静かで…

鬼面角の枝分岐

9月10日。 2021年6月に購入して胴切りしたので枝分岐まで1年3ヶ月かかったことになる。店に並んでいた鉢も胴切りして土に挿しただけのものだったらしく、根張りして枝が出るまでは相当な療養期間を必要としたらしい。 毎年、1分岐させ1回胴切り出来れば年の…

王道の硫黄泉「鹿の湯」で那須旅行を締める

栃木の那須もまた家族と再訪したい魅力的な観光地だった。ジャンルの異なる観光資源が豊富にある。 次回来るとしたらどんな旅程にしようか。初日は那須サファリパークやハイランドの遊園地で遊ばせても良い。茶臼岳に登り、鹿の湯で濃厚な硫黄泉と伝統的な湯…

上級マニア向け「天狗の湯」で夢想

観滝台の脇を歩いて降りていく。車は乗り入れられない。 秘湯好きは一度は押さえておきたい湯。 遺跡廃墟好きにはたまらない風情。 どう改修したら魅力をひき出して蘇らせることができるかを夢想すると楽しい。 猫が人懐こい。 テルマエロマエ聖地巡礼湯。 …

2時間山歩きして辿り着く秘湯「三斗小屋温泉」へ

自分の中の温泉十選の三指に入る温泉旅館に出逢えた。ここは是非息子達と再訪したい。 理想的な檜風呂。全二面がガラス窓の開放的な浴室。 無加水、無加温、掛け流しでありながら、丁度良い熱さの温泉。 理想的な昔ながらの木造客室。 2時間登山しないと辿り…

秘湯を目指して那須茶臼岳を登る

転職後数ヶ月で仕事を辞めるという醜態を晒し、1人で心を癒すとなると山へ行くしかない。 「恥の多い生涯を送ってきました」という太宰治の「人間失格」の書き出しを思い出すけれども、そこまで酷い恥まみれでもないし「後悔の多い生涯」よりはましなのだと…

酷い転職進路判断ミス

世の中にもっとお役に立てる仕事をしたいと願っただけなんだがな。ガラにもなく週6で、夜遅くまで連日、自分なりに上手くいく道を模索しながら働いてきた。 しかしどうやら酷い転職判断ミスをしたらしい。詳細は割愛する。 身の危険というか、心の危険を感じ…

銀座で稀有な好みの店「月のはなれ」

月光荘の分館、「月のはなれ」という銀座のクラブ街の雑居ビルの5階にあるカフェバー。 日々変わる生演奏。ピアノ、弦 ガンボ、ケイジャンチキンのようや食事メニューもある。 シェイカーで作ってくれる本格カクテル。 作家のアート作品が売られている。 廃…

陶蟲夏草鉢「団子虫」 X 一輪挿しの花々

また静かな鉢が出来上がった。これはガラスの瓶に乗せる一輪挿し用の蓋。 横から見ると目立たないが無数の脚が見える。 ミントの花を活けてみる。ダンゴムシが大きく感じられる。 ゼラニウムの花を活けてみた。不思議とゼラニウムの花が大きく感じられるよう…

高円寺の行列のパンケーキカフェ「AIMU」

もう一つ、高円寺の人気カフェ「AIMU」。ここも開店してから1年ほどになるが前を通りがかって常に満席だったカフェ。徐々に常連客を惹きつけたというよりも、おそらく雑誌かSNSかで認知されていて高円寺外からお客さんが集まっている様子。 広々とした空間。…

人気のブロカントカフェ「Spile」

気分転換が必要になると、私のすることは美術館に行くか、作陶するか、山に行くか、カフェ巡りだ。 阿佐ヶ谷にある週末は大抵、満席で入れないカフェ「Spile」へ。平日の昼間なので数席空いていた。にも関わらず数席しか空いていなかったというべきか。 ブロ…

フルーツサンドを目玉に蘇った「ポエム」

高円寺南で48年続いていた老舗喫茶店「ポエム」。 2021年にミシュラン星付きレストランでソムリエをしていた五十嵐さんという方が事業継承という形で引き継ぎ、リニューアルされたのだそうだ。 内装はそのままに。しかし調度品はセンス良く生まれ変わった。 …

身内を亡くした際の学び 備忘録

身内を亡くした際には静かに亡くなった者を偲びたいものだということがわかったので私が死んだ際の葬式は家族葬一択にしたい。私が死んだ場合も家族の死を受け止めるべき期間に残された家族には葬式の準備や弔問客の対応で右往左往してほしくない。亡くなっ…

マンゴーDay1とLast Day

マンゴーと初めて会った14年前の日の写真が出てきた。ブリーダーさんの家で撮影したものだ。どちらがマンゴーか分からん。兄弟はどこで生きているのか、まだ生きているのか。 私のフィリピン駐在に妻が仕事を辞めてついてきてくれた。結婚した。しかし私はフ…

大事なことを間違えることへの不安

映画、小説や漫画でとある人物が最愛の母や子と自宅のベッドにミイラ化したまま一緒に暮らしており、図らずも来訪した人が「もう死んでるじゃない」と絶句するような猟奇的なシーンがある。 正気を失った猟奇的な人として描かれるが、今にして思うと気持ちは…

マンゴー殿の通夜

亡骸を連れ帰り、週末の火葬を待つ。 普段の寝てる姿と変わらんよ。胸の上下の動きが見られない。触ると冷たい。 キノコ栽培ドームにたくさん保冷剤を入れて、エアコンを効かせて安置して脇に寝た。 乗っかるたびに追い払われていた私の枕代わりのクッション…